栄東中学の入試対策を東大生が解説|東大クラス合格ラインと科目別の優先順位

栄東中学の入試対策を東大生が解説|東大クラス合格ラインと科目別の優先順位

栄東中学の入試対策は、1月の4日程と300点満点の配点を理解したうえで、クラス別の合格基準点から目標点を決めることから始まります。

私は中学受験を経験していませんが、東大の教養学部に在籍しながら、家庭教師として中学受験生の学習計画づくりに関わっています。栄東は入試結果を科目別の平均点まで公表しているので、数字から対策の優先順位を立てやすい学校です。

2027年度の日程と配点

入試回試験日募集人数配点
Ⅰ入試1月10日(日)70名国100・算100・社理計100
Ⅱ入試1月11日(月)70名国100・算100・社理計100
東大特待1月12日(火)30名4教科型:国150・算150・社75・理75/算数重視型:国150・算300
Ⅲ入試1月16日(土)70名国100・算100・社理計100

Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ入試は東大クラス20名、難関大クラス50名、東大クラス特待生(1年間)若干名を募集し、東大特待の合格者は東大クラス(選抜クラス)に所属します。合否は合計点で決まり、科目ごとの最低基準点はありません。

2027年度は、2026年度に難関大クラスのみだったⅡ入試で東大クラスも募集します。東大特待の「算数1教科」は国語150点+算数300点の「算数重視型」に変わったため、算数が得意な受験生も国語の対策が欠かせなくなりました。

2026年度Ⅰ入試の合格基準点は東大クラス198点、難関大クラス183点で、300点満点のおよそ6割台が合格ラインです。

入試回合格の種類合格基準点得点率
Ⅰ入試(300点)1年間特待234点78%
Ⅰ入試(300点)東大クラス198点66%
Ⅰ入試(300点)難関大クラス183点61%
Ⅱ入試(300点)難関大クラス176点59%
東大特待4科(450点)3年間特待311点69%
東大特待4科(450点)1年間特待274点61%

Ⅰ入試の受験者平均は193.1点で、東大クラスの基準は平均より約5点高いだけです。一方、1年間特待は平均より40点以上高く、求められる完成度が大きく変わります。目標とするクラスによって、過去問で目指す得点を分けて考えましょう。

たとえば東大クラスの198点は、算数75点・社会35点・理科33点が取れていれば、国語は55点で届く計算です。このように科目ごとの目標点に分けておくと、過去問の結果からどの科目を伸ばすべきかが見えます。なお、Ⅲ入試の基準点は東大クラス・難関大クラスとも185点で、東大クラスと1年間特待(214点)は加点前の素点で示されています。

2026年度の科目別平均点を得点率に直すと、Ⅰ入試・Ⅱ入試・東大特待のいずれでも国語が最も低く、国語で平均を上回れるかが差をつけるポイントになります。

入試回国語算数社会理科
Ⅰ入試59.0点(59%)69.4点(69%)33.7点(67%)31.0点(62%)
Ⅱ入試46.2点(46%)60.9点(61%)36.8点(74%)30.5点(61%)
東大特待4科78.4点(52%)95.1点(63%)45.0点(60%)53.4点(71%)

2026年度のⅠ・Ⅱ入試は社会・理科が各50点、東大特待は各75点の配点です。Ⅰ入試では算数の得点率が約7割と最も高く、多くの受験生が得点する問題での取りこぼしがそのまま不利につながります。

栄東の科目別対策は、算数で取りこぼしを防ぎ、国語で平均を上回り、社会・理科は50分の時間配分を固めることが基本です。

算数:正答率の高い問題を確実に取る

算数は国語のあとの50分で100点の配点です。過去問を解いたら、間違えた問題を「解けるはずだったミス」と「難しくて解けなかった問題」に分けて記録しましょう。前者を減らすだけで、平均との差は縮まります。東大特待の算数重視型を考えている場合は、算数300点の比重に合わせて難度の高い問題にも取り組む必要があります。2026年度の算数1教科入試では、3年間特待の基準が300点満点中244点でした。

国語:最初の50分で崩れない準備をする

国語は9時20分から始まる1科目めです。ここで時間が足りなくなると、その後の科目にも影響します。過去問は本番と同じ50分で解き、どの大問に何分使ったかを毎回メモして、年度の国語平均はⅠ入試で59.0点、Ⅱ入試で46.2点と回によって大きく違いました。得点開示を見るときは、点数だけでなく平均との差で出来を判断すると、次の回への気持ちの切り替えもしやすくなります。

社会・理科:50分の配分を決めておく

社会と理科は合わせて50分で、どちらから解いてもかまいません。1科目あたり約25分が目安ですが、得意な科目から解いて残りを苦手科目に回すなど、自分に合う順番を過去問演習で決めておきます。東大特待の4教科型は社会・理科が各40分に分かれるので、別の時間感覚で練習が必要です。

過去問は合格基準点と比べて記録する

過去問は本番と同じ時間割で解き、科目別の得点と合計点を、その年の受験者平均や合格基準点と並べて記録しましょう。基準点と比べることで、目標クラスまで何点足りないのかがはっきりします。

栄東は受験料35,000円で5回まで出願でき、得点開示とⅢ入試の30点加点を組み合わせると、受験しながら作戦を修正できます。

受験料と得点開示

受験料は2回まで25,000円、3回以上は35,000円で5回まで出願できます。出願はインターネットで2026年12月1日(火)10時から受け付けます。1回目の受験後に追加で出願することもできます。ただし、出願後に受験日程を取り消したり変えたりはできません。帰国生入試を除くすべての日程で、翌日10時の合格発表と同時に得点が開示されるので、Ⅰ入試の得点を見て、東大クラスや特待まであと何点必要かを確かめられます。

Ⅲ入試の30点加点を活かす

Ⅰ入試・Ⅱ入試・東大特待のいずれかを受けていれば、Ⅲ入試の合計点に30点(国語・算数各10点、社会・理科各5点)が加算されます。300点満点の1割にあたるため、Ⅰ入試で合格や目標クラスに届かなかった場合も、Ⅲ入試を最後の機会として残しておく組み方が考えられます。追試験は予定されていないので、体調管理も対策の一部です。

栄東中学の入試対策は、目標クラスの合格基準点から逆算し、国語と算数で失点を抑え、得点開示と加点を活かして受験日程を組むことが合格への近道です。

  • 2026年度Ⅰ入試の基準は東大クラス198点(66%)、難関大クラス183点(61%)
  • 科目別の得点率では国語が最も低く、平均を上回れると有利
  • 社会・理科は合わせて50分のため、解く順番と時間配分を事前に決める
  • 得点開示とⅢ入試の30点加点を使い、受験しながら作戦を修正する

どの科目にどれだけ時間を使うかは、お子さんの得意科目と今の成績によって変わります。どこでも東大生では、東大生講師が志望校の配点と入試日程から逆算した学習計画を毎週作成し、完全マンツーマンで過去問対策まで伴走します。

オンラインのため全国どこからでも受講でき、日程も柔軟に調整できます。料金やサポート内容の詳細は、無料の説明会でご確認ください。

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  • 栄東中学・高等学校「令和9年度 栄東中学校 生徒募集要項」:https://www.sakaehigashi.ed.jp/exam/img/R9chuY.pdf
  • 栄東中学・高等学校「令和8年度 中学入試結果」:https://www.sakaehigashi.ed.jp/exam/img/kekka_2026%20%281%29.pdf
  • 栄東中学・高等学校「令和9年度入試について」:https://www.sakaehigashi.ed.jp/news/2026/06/-9.html