開智所沢中学の入試対策|6回の入試日程と配点から考える合格戦略【2027年度】

開智所沢中学の入試対策|6回の入試日程と配点から考える合格戦略【2027年度】

開智所沢中学(正式名称は開智所沢中等教育学校)の入試は、1月10日から2月4日までの6回の一般入試があり、受験料2万円で全回を受けられる仕組みです。

私は中学受験を経験していませんが、東大の教養学部に在籍しながら、家庭教師として中学受験生の学習計画づくりに関わっています。開智所沢は入試回数が多く制度も独特なので、まず全体の仕組みを整理することが対策の第一歩になります。

特進コースと本科コース

募集定員は内部進学生を含めて360名(共学)です。特進コース120名と本科コース240名に分かれ、合格の種類(S特待・A特待・準特待・一般合格)によって入学できるクラスが決まります。出願時に医大・東大進学、サイエンス、国際、探究から希望クラスを1つ選び、すべての回で共通となります。

2027年度の入試日程

入試回試験日定員前年度合格者数
第1回1月10日(日)午前120名2,538名
特待Ⅰ1月11日(月)午前50名264名
算数特待1月11日(月)午後30名296名
第2回1月12日(火)午前70名536名
特待Ⅱ1月15日(金)午前70名737名
日本橋併願2月4日(木)午前20名183名

このほか、特待Ⅱの試験後に英語の試験を行う英語型入試もあり、CEFR A1以上の英語力をもつ人が出願できます。

2027年度のおもな変更点

2027年度はサイエンスクラスが新設され、医大・東大進学クラスはS特待生のみが所属する形に変わります。入試名称は「特待A・特待B」から「特待Ⅰ・特待Ⅱ」になり、3科判定が全員に実施されます。第1回では東洋大学朝霞キャンパスも会場として選べるようになりました。

開智所沢の4科入試は国語100点・算数120点・社会60点・理科60点の340点満点で、算数が全体の3分の1を超える配点です。

科目ごとの時間と配点

科目時間配点時間割
国語50分100点8:50〜9:40
算数60分120点10:00〜11:00
社会30分60点11:20〜11:50
理科30分60点12:00〜12:30

第1回・特待Ⅰ・第2回・特待Ⅱは同じ構成です。算数特待は算数のみ(60分・120点)、日本橋併願は国語・算数各50分100点、社会・理科各25分50点で、2科か4科を選べます。

特待Ⅰ・Ⅱの3科判定は理科が2倍

特待Ⅰ・特待Ⅱは全員が4科で受験し、4科と3科(国算理)の両方で判定して高い方の結果が採用されます。3科判定では理科60点満点の得点を2倍にした340点満点で計算するため、社会より理科が得意な人に有利な仕組みです。ただし合格基準点は4科とは異なります。

配点と試験時間から逆算すると、算数で得点を積み、社会・理科は30分で解き切る練習を重ねることが開智所沢対策の柱になります。

算数:配点120点で合否を分ける

算数は4科の中で配点が最も大きく、算数特待入試も用意されています。指導の現場では、まず計算と一行問題で取りこぼしをなくし、そのうえで図形や数の性質の応用問題に時間を回すよう勧めています。60分の中で解く順番を決めておくと、本番で難問に時間を取られにくくなります。

国語:最初の科目で崩れない

国語は8時50分から始まる最初の科目です。50分で100点分を解くため、文章を読む速さと記述・選択肢の判断を両立させる練習が欠かせません。過去問は本番と同じ朝の時間帯に解き、緊張した状態でも時間配分を守れるようにしておきます。

社会・理科:30分で60点分を解き切る

社会と理科は各30分と短く、続けて実施されます。知識問題を素早く処理し、資料や実験の読み取りに時間を残す配分を練習しておきます。特待Ⅰ・Ⅱでは理科の得点が3科判定で2倍になるため、理科の完成度を高めておくと判定の選択肢が広がります。

開智所沢は複数回受験すると一般合格の判定で30点が加点され、特待生制度や開智学園の他校との同時判定も使えるため、受験の組み方が合否を左右します。

第2回・特待Ⅱで30点の加点

第1回と第2回を受けると、第2回の一般合格判定で30点が加点されます。特待Ⅱも、第1回か第2回と組み合わせて受ければ一般合格判定で30点が加点されます。特待合格の判定には加点がない点に注意が必要です。

特待生の給付額と対象の回

特待生には初年度にS特待838,000円、A特待268,000円、準特待250,000円の教育支援金が給付されます。S特待とA特待は年度ごとに更新され、最長6年間継続できます。特待Ⅰは合格者全員がS特待、算数特待と特待Ⅱは合格者全員がS・A・準特待のいずれかです。第1回・第2回・日本橋併願は成績優秀者のみ特待判定があります。

開智中・開智望との同時判定

出願時に選べば、第1回〜第2回は開智中・開智望、特待Ⅱはこれに開智未来を加えた学校の合否も同時に判定されます。複数校の判定でも追加の受験料はかかりません。1回の試験で併願先の結果も得られるため、日程の負担を抑えられます。

出願は12月1日から各試験の当日朝まで受け付けられ、合否は試験当日の夜に分かるため、結果を見ながら次の回の出願を決める計画が立てられます。

当日22時30分の発表を次の出願に生かす

1月の入試の合否は試験当日22時30分に発表され、追加出願は各試験当日の朝6時まで可能です。第1回の結果を見てから特待Ⅰや第2回に出願するなど、結果に応じて受け方を変えられます。前日の夜に慌てないよう、受験する回の候補を家庭で事前に決めておきます。なお、2月の日本橋併願入試の発表は試験当日の20時です。

指導者として勧める受験の組み方

本科コースが目標なら第1回と第2回を両方受け、加点を使える形にするのが基本です。特進コースを目指すなら特待Ⅰや算数特待にも挑戦し、特待Ⅱを最後の機会として残しておくと、得意科目に合わせて複数の判定を受けられます。

入学手続と納入金の目安

入学金は250,000円で、納入期限は2027年2月10日12時です。授業料と教育充実費は年額648,000円です。また、開成・筑波大学附属駒場など学校が指定する高校のみに出願する場合は、不合格でも後期課程に進級できる外部進学制度があります。

開智所沢中学の入試対策は、算数を軸に4科の得点を積み上げ、加点・特待・同時判定の仕組みを理解して受験回を組み立てることが合格への近道です。

  • 1月10日〜2月4日に6回の入試があり、受験料2万円で全回を受験できる
  • 4科は国語100・算数120・社会60・理科60の340点満点で、算数の比重が最大
  • 特待Ⅰ・Ⅱは3科判定もあり、理科の得点が2倍で計算される
  • 第2回・特待Ⅱは複数回受験で一般合格判定に30点加点

どの回をどの順番で受けるか、どの科目に時間を使うかは、お子さんの得意科目と今の成績によって変わります。どこでも東大生では、東大生講師が志望校の配点と入試日程から逆算した学習計画を毎週作成し、完全マンツーマンで過去問対策まで伴走します。

オンラインのため全国どこからでも受講でき、日程も柔軟に調整できます。料金やサポート内容の詳細は、無料の説明会でご確認ください。

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  • 開智所沢中等教育学校「令和9年度(2027)生徒募集要項(改訂版)」:http://secondary.kts.ed.jp/wp-content/uploads/2026/10/info_general_kts2027_syusei.pdf
  • 開智所沢中等教育学校「2027年度入試変更点」:http://secondary.kts.ed.jp/wp-content/uploads/2026/06/pre_info_change_2027.pdf
  • 開智所沢中等教育学校「入試情報」:https://secondary.kts.ed.jp/admission/