明治大学 理系学部の入試対策|理工・農・総合数理の配点・合格最低点と併願の組み方【2027年度】

明治大学 理系学部の入試対策|理工・農・総合数理の配点・合格最低点と併願の組み方【2027年度】

明治大学の理系学部に合格するための対策は、「自分の理科と数学の範囲で、どの学部・どの方式を受けられるか」を先に確かめることから始まります。明治の理系3学部(理工・農・総合数理)は、学部別入試の科目の形がまったく違い、生物で受けられるか、数学Ⅲが必要かで、受けやすい学部がはっきり分かれるからです。

この記事では、明治大学が公表している2026年度の入試結果と2027年度の入試情報をもとに、理系3学部の配点・合格最低点・学科ごとの倍率と併願の組み方を、東大生講師が整理しました。

この記事でわかること
・学部別/全学部統一/共通テスト利用の違いと2027年度の日程
・理工・農・総合数理の配点と、学科ごとの2026年度の合格最低点
・理科(物理・化学・生物)と数学Ⅲの要否で変わる受け方
・明治の中での併願パターンと、残りの期間の学習計画

文系学部(法・商・政経・文・経営・情コミ・国際日本)の対策は明治大学 文系学部の入試対策をご覧ください。

明治大学の理系入試は「3つの入り口」から選ぶ

明治大学の一般選抜は、次の3つです。3つの間で併願でき、組み合わせ次第で受験のチャンスが増えます。

入試形態仕組み入学検定料
学部別入学試験学部ごとに別の日・独自の問題で実施。会場は明治大学のキャンパスのみ35,000円(同じ学部の2方式目からは20,000円)
全学部統一入学試験全学部が同じ日(2/5)に共通の問題で実施。1回で複数の学部・方式に出願できる35,000円(2学部目・2方式目からは1つ20,000円)
共通テスト利用入学試験共通テストの成績だけで判定。後期日程は理工(機械工学科を除く)と総合数理で実施18,000円
出典:明治大学『大学ガイドブック2027』入試情報

注意したいのは、学部別入試では同じ学部の中で複数の学科を併願できないことです。理工学部なら、出願の時点で9つの学科・専攻から1つを選ぶ必要があります。

2027年度 理系学部の試験日程

試験日入試出願期間(消印有効)合格発表
2/5(金)全学部統一入試(理工・農・総合数理)1/7(木)〜1/18(月)理工 2/15、農 2/12
2/7(日)理工学部 学部別1/7(木)〜1/21(木)2/15(月)
2/15(月)農学部 学部別1/7(木)〜1/25(月)2/22(月)
2/17(水)総合数理学部 学部別1/7(木)〜1/25(月)2/24(水)
出典:明治大学『大学ガイドブック2027』。全学部統一の総合数理学部の合格発表日は要項で確認。2027年度の一般選抜要項は2026年11月上旬に公開予定

3学部の学部別入試は日程が重ならないので、科目が合えば全学部統一と合わせてすべて受けられます。

2027年度のおもな変更点

  • 総合数理学部:学部別の数学で、数学Bに「統計的な推測」が追加
  • 理工学部:学部別の募集人員が、機械情報工学科 65名→63名
  • 農学部:学部別の募集人員が、農学科 84→83名、農芸化学科 83→80名、生命科学科 91→90名。全学部統一の農芸化学科 3科目方式は 15→17名
  • 総合数理学部の学科名:「現象数理学科」は2026年度から「現象数理統計学科」に変わっています

理系3学部の配点と合格最低点(学部別入試)

学部試験日満点科目と配点数学Ⅲ理科2026年度 倍率合格最低点の得点率
理工2/7360数学120・理科120・外国語120あり物理・化学2.6〜4.5倍65.3〜72.8%
農2/15450国語・数学・化学・生物から2科目(各150)・外国語150なし化学・生物4.4〜7.4倍68.7〜73.6%
総合数理2/17320数学200・英語120ありなし5.6〜5.9倍58.8〜63.4%
出典:明治大学「2026年度 一般選抜要項」「2026年度 一般選抜結果」。倍率は受験者÷合格者(大学の定義)。倍率・得点率は学科ごとの範囲

理工学部は倍率2〜4倍台と落ち着いている一方、農学部の食料環境政策学科は7.4倍と高倍率です。総合数理学部は合格最低点が6割前後と、得点率では3学部で最も低くなっています。

理工学部:理科は「物理・化学から3題を選ぶ」

理工学部の学部別入試は、数学(数学Ⅲ・Cまで)・理科・外国語が120点ずつの360点満点です。理科は物理と化学から3題ずつ計6題が出題され、そのうち3題を試験当日に選びます。生物は出題されないため、生物選択者は学部別では受けられません。

学科・専攻募集人員(2027)2026年度 倍率合格最低点(得点率)
電気電子生命(電気電子工学)743.1倍235(65.3%)
電気電子生命(生命理工学)273.7倍245(68.1%)
機械工学科753.2倍248(68.9%)
機械情報工学科633.5倍244(67.8%)
建築学科844.5倍259(71.9%)
応用化学科602.9倍242(67.2%)
情報科学科653.6倍256(71.1%)
数学科322.6倍240(66.7%)
物理学科353.0倍262(72.8%)
出典:明治大学「2026年度 一般選抜結果」『大学ガイドブック2027』。360点満点。合格者数は追加合格を含む(大学の注記)

倍率は数学科(2.6倍)が最も低く、建築学科(4.5倍)が最も高くなっています。物理学科・建築学科・情報科学科は合格最低点が7割を超えます。

農学部:生物で受けられ、数学Ⅲは不要

農学部の学部別入試は、1時限目に2科目(各150点)、2時限目に外国語(150点)の450点満点です。農・農芸化学・生命科学の3学科は国語・数学・化学・生物から2科目を当日選べ、食料環境政策学科は国語が必須で、地歴・公民・数学・化学・生物から1科目を選びます。数学の範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C(ベクトル)までで、数学Ⅲと物理は出題されません。

学科募集人員(2027)2026年度 倍率合格最低点(得点率)
農学科834.6倍309(68.7%)
農芸化学科804.4倍309(68.7%)
生命科学科904.6倍312(69.3%)
食料環境政策学科797.4倍331(73.6%)
出典:明治大学「2026年度 一般選抜結果」『大学ガイドブック2027』。450点満点。合格者数は補欠合格を含む(大学の注記)

総合数理学部:数学200点の「数学勝負」

総合数理学部の学部別入試は、数学200点(数学Ⅲ・Cまで。2027年度から数学Bの統計的な推測も追加)と英語120点の320点満点で、理科は課されません。数学が配点の6割以上を占め、数学の出来がそのまま合否に直結します。

学科募集人員(2027)2026年度 倍率合格最低点(得点率)
現象数理統計学科405.6倍201(62.8%)
先端メディアサイエンス学科515.8倍203(63.4%)
ネットワークデザイン学科325.9倍188(58.8%)
出典:明治大学「2026年度 一般選抜結果」『大学ガイドブック2027』。320点満点。キャンパスは中野(理工・農は生田)

合格最低点は6割前後です。難問に時間をかけすぎず、取れる問題を確実に取り切ることが合格への近道です。

全学部統一入試(理系):理工を生物で受けられるルート

全学部統一入試は、2/5の1回の試験で複数の学部・方式に出願できます。理系の方式と2026年度の結果は次のとおりです。

学部・方式満点科目と配点2026年度 倍率得点率
理工(全学科)400外国語100・数学①(数学Ⅲを含む)100・理科100・数学②1002.4〜4.3倍65.5〜75.8%
農 3科目方式300外国語100・理科100・国語か数学②100(食料環境政策は外国語+2科目)3.8〜7.0倍71.7〜75.7%
農 英語4技能3科目方式3004技能スコアを80〜100点に換算・ほかは3科目方式と同じ4.9〜7.1倍81.3〜85.3%
総合数理 3科目方式400英語100・国語100・数学200(現象数理統計学科のみ)4.0倍73.8%
総合数理 4科目方式500英語150・数学①100・理科150・数学②100(換算後)2.4〜5.4倍63.8〜73.4%
総合数理 英語4技能4科目方式4004技能スコアを40〜50点に換算・数学①100・理科150・数学②1002.6〜5.3倍71.8〜79.8%
出典:明治大学「2026年度 一般選抜要項」「2026年度 一般選抜結果」。倍率・得点率は学科ごとの範囲

ポイントは、理工学部の全学部統一は理科を物理・化学・生物から1科目選べることです(機械工学科・物理学科は物理、応用化学科は化学が指定)。学部別では生物が使えない理工学部に、生物選択で出願できる貴重なルートになります。

理科と数学Ⅲで、受けられる学部が決まる

あなたの科目学部別入試全学部統一入試
物理・化学理工・総合数理(理科なし)・農(化学)理工・農・総合数理
生物農・総合数理(理科なし)理工(機械・物理・応用化学を除く)・農・総合数理
数学Ⅲを使わない農農 3科目方式(国語か数学②を選択)
出典:明治大学「2026年度 一般選抜要項」。2027年度は要項で確認してください

総合数理学部の学部別は理科がないため、物理・化学・生物どれを選んでいても受けられます。ただし数学Ⅲ・Cまで出題されるので、数学Ⅲの完成が前提です。

英語4技能スコアが使えるのは、全学部統一の農・総合数理

理系では、学部別入試で英語4技能スコアを使う方式はありません。全学部統一入試の農学部と総合数理学部だけが、スコアを英語の得点に換算する方式を設けています。

英検の基準(2027年度)農学部での換算総合数理学部での換算
2級合格かつCSE 198080点40点
2級合格かつCSE 208890点45点
準1級合格100点50点
出典:明治大学『大学ガイドブック2027』。TEAP・TOEFL iBT・IELTS・GTECなどの基準もあり

基準を満たすことが出願資格で、外国語の試験は免除されます。ただし2026年度の農学部の英語4技能3科目方式は合格最低点が8割を超えていて、スコアがあってもほかの2科目で高得点が必要です。

明治の中での併願の組み方

  • 物理・化学で受ける:全学部統一 理工(2/5)+理工 学部別(2/7)+総合数理(2/17)。理工は2回のチャンス
  • 生物で受ける:全学部統一 理工・農(2/5)+農 学部別(2/15)
  • 数学が得意:総合数理 学部別(2/17)+理工 学部別(2/7)+全学部統一 総合数理 4科目方式
  • 英語4技能スコアがある:全学部統一 農・総合数理の4技能方式(2/5)+学部別

ほかのMARCHと併願する場合、2/15は明治の農学部と中央大学の理工3学部(一般方式)が重なります(中央大学の公表日程による)。法政大学のA方式(理系)は2/11・2/14です。MARCH理系の併願カレンダーは、下で配布している「明治大学 理系学部ガイド」にまとめています。

明治理系の学習計画|合格最低点から逆算する

ここからは、東大生講師としての提案です。

  • 高1〜高2:数学Ⅰ・Ⅱ・A・Bと英語の基礎を固める。理科の科目を決め、受けられる学部を確認する
  • 高3 春〜夏:理工・総合数理志望は、数学Ⅲ・Cを夏までに一通り終える。理科は全範囲を一周する
  • 高3 秋:過去問で合格最低点(6〜7割)との差を科目ごとに記録する。出願する学科と、全学部統一・学部別の組み合わせを決める
  • 直前期:2/5の全学部統一、2/7の理工、2/15の農、2/17の総合数理と続く。受ける順に合わせて形式を切り替えて演習する

まとめ

  • 明治の理系入試は、学部別・全学部統一・共通テスト利用の3つ。3学部の学部別は日程が重ならない
  • 理工は数学・理科・外国語が120点ずつ。理科は物理・化学から3題を選び、生物は使えない
  • 農は生物で受けられ、数学Ⅲは不要。総合数理は数学200点で、合格最低点は6割前後
  • 全学部統一なら理工も生物で受けられる(一部学科を除く)。英語4技能スコアは農・総合数理の全学部統一で使える

どの学科を選ぶか、どの方式を組み合わせるかは、今の成績と得意科目によって変わります。どこでも東大生では、東大生講師が明治大学の配点と合格ラインから逆算した学習計画を作り、マンツーマンで過去問対策まで伴走します。

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3学部の科目・配点・学科ごとの倍率、学部別と全学部統一の比較、MARCH理系の併願カレンダーを1冊にまとめました。
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参考文献

※数値・日程は2026年10月時点の公表資料にもとづきます。出願前に、必ず明治大学の最新の一般選抜要項で確認してください。