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慶應文系の併願先とは?選び方の基本
慶應文系の併願先とは、慶應と同じ時期に受ける大学のことで、国語のない慶應の入試と科目・日程・入学金の期限がかみ合う大学を選ぶのが基本です。
慶應文系の入試には国語がない
慶應義塾大学の2027年度一般選抜では、文・経済・法・商の各学部に国語の試験がありません。文学部と法学部は小論文、商学部B方式は論文テストを課し、文章を読んで自分の考えを書く力が問われます。
家庭教師として慶應志望の生徒を見ていると、併願先も国語ありの大学ばかり選び、小論文と国語の両方に時間を取られる例があります。私立の併願を決めるときは、まず科目の重なりを表にしてから候補を絞ることが効果的です。
慶應文系の2027年度試験日
慶應の文系学部は、2月13日から18日まで1日1学部ずつ試験が続きます。入学手続締切日は全学部3月12日ですが、入学金等の支払期限はそれより早く設定されています。
| 学部 | 試験日 | 合格発表日 | 入学金等支払期限 |
|---|---|---|---|
| 経済 | 2月13日 | 2月25日 | 3月4日 |
| 商 | 2月14日 | 2月24日 | 3月3日 |
| 文 | 2月15日 | 2月24日 | 3月3日 |
| 法 | 2月16日 | 2月25日 | 3月4日 |
| 総合政策 | 2月17日 | 2月25日 | 3月4日 |
| 環境情報 | 2月18日 | 2月25日 | 3月4日 |
慶應文系と科目が近い併願先
慶應文系の併願先は、記述で考えを書く試験があるか、国語の対策を別に足す必要があるかで負担が大きく変わります。

上智の併用方式は記述型の試験がある
上智大学の学部学科試験・共通テスト併用方式は、共通テストと大学独自の学部学科試験などで判定します。学部学科試験は記述式を含み、文章理解力、論理的思考力、表現力などを測る出題です。慶應の小論文対策と方向性が近い試験です。
ただし上智の併用方式は共通テストの受験が前提で、外国語外部検定試験の結果を提出した場合でも、共通テストの外国語は受験必須です。慶應だけを見て共通テストを受けない予定の人は、出願の前提が変わる点に注意します。
共通テストを使わない上智の方式としては、TEAPスコア利用方式があります。大学独自の英語試験は行わず、TEAPまたはTEAP CBTのスコアを英語の得点として使う方式で、2027年度は2025年度・2026年度に受験した4技能のスコアが有効です。
早稲田・明治は国語の対策が別に必要
早稲田の文学部・法学部・商学部などの一般選抜は、外国語・国語・地歴(公民・数学)の3教科です。明治の学部別入試も、法・文・政治経済学部などは国語を含む3科目です。慶應と併願するなら、国語の演習時間を週の予定に組み込みます。
数学を使うなら早稲田商・政経も候補
慶應経済A方式は外国語・数学、商学部A方式は外国語・地理歴史・数学です。早稲田商学部の数学型は外国語・国語・数学で、政治経済学部は共通テストの数学Ⅰ・Aが必須です。数学を得点源にする人は、この組み合わせで対策を共通化できます。
慶應文系の併願先を日程から組む
慶應文系の併願先を日程から組むときは、慶應と同じ日の試験を外し、2月上旬の大学で本番前に試験慣れしておく形が組みやすくなります。
上智・明治は慶應より前に試験がある
上智は、TEAPスコア利用方式が2月6日、併用方式が2月7日〜10日(文系学部)です。明治は全学部統一入試が2月5日、文系学部の学部別入試が2月8日〜16日です。上旬に1〜2校受けておくと、慶應の本番で緊張しにくくなります。

慶應と同じ日の試験
- 2月13日:慶應経済と早稲田国際教養・明治文
- 2月14日:慶應商と明治法
- 2月15日:慶應文と早稲田法
- 2月16日:慶應法と明治商
- 2月17日:慶應総合政策と早稲田文
- 2月18日:慶應環境情報と早稲田人間科学(国英型・数英型)
出願期間も大学ごとに違います。慶應は2026年12月24日〜2027年1月18日、早稲田は1月6日〜19日、上智のWeb出願は1月5日〜21日です。慶應は年末から出願が始まるため、冬休み前に書類をそろえておきます。
慶應の学部どうしは日程が重ならないため、複数学部を受けると連日の受験になります。指導では、本命の学部の前日は試験を入れないよう組み直すことがよくあります。
慶應文系の併願で確認したい入学金の期限
慶應文系の併願では、慶應の発表は2月下旬と早めですが、入学金等の支払期限が3月3日・4日のため、早稲田の遅い発表と重なる点を確認します。
上智・明治の期限と慶應の発表
上智の一般選抜(TEAP方式・併用方式)は入学金支払期限が3月2日、入学手続締切日が3月17日です。明治には入学手続締切日までに入学金のみを納める延納手続があり、締切は文・法学部が3月3日、政治経済・商学部が3月4日です。いずれも慶應の合格発表(2月24日・25日)の後なので、慶應の結果を見てから判断できます。
早稲田の発表日と並べる
早稲田の合格発表は、商学部が3月1日、教育学部が3月2日、社会科学部が3月3日です。商・教育は慶應の支払期限の直前、社会科学部は慶應文・商の支払期限と同じ日です。早稲田社会科学部の結果を待つ場合は、慶應の入学金等を払うかどうかを先に決めておきます。金額と期限は、出願前に家族と共有しておきます。
慶應文系志望者の併願パターン例
慶應文系志望者の併願パターンは、志望学部の科目と試験日から逆算すると、無理のない組み合わせが見えてきます。
文学部志望の場合
慶應文の外国語は、英語独自試験のほか、英検CSE総合スコア2,500以上で外部試験を利用する方法があります。同じ2月15日の早稲田法は受けられないため、文学系でそろえるなら早稲田の文化構想2月12日・文2月17日や、上智の文学部(2月7日・8日)が候補になります。
法学部志望の場合
慶應法は外国語200点・地理歴史150点・小論文100点で、小論文は国家や社会の基本原理を中心とした諸問題を論述形式で問います。前日の2月15日に早稲田法、2月9日に上智法(併用方式)があるため、法学系3校を受けるなら2月15日・16日が連日になる点を計画に入れます。
経済学部・商学部志望の場合
数学を使うなら慶應経済A方式と商A方式、早稲田商の数学型をそろえると対策が一本化できます。私は東大の二次対策で記述の数学を続けたことが、私立の数学でも得点の安定につながりました。
数学を使わない場合、慶應経済B方式は外国語・地理歴史の2教科で、地歴は1500年以降を中心に出題されます。地歴を得点源にする人は、早稲田や明治の地歴対策と合わせて準備できます。
まとめ
慶應文系の併願先は、国語のない慶應の入試と科目がかみ合うか、試験日が重ならないか、入学金の期限に間に合うかの3点で決めます。上智の併用方式は記述型の試験があり、早稲田・明治は国語の対策が別に必要です。
日程では、上智・明治が2月上旬に試験を行い、慶應は2月13日から18日まで続きます。慶應の入学金等支払期限(3月3日・4日)と早稲田の遅い発表日まで含めて、出願前に1枚の予定表にまとめておきます。
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参考文献
- 慶應義塾大学「一般選抜」:https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/faculty/examinations/general-admissions/
- 慶應義塾大学「2027年度 一般選抜 試験教科・科目・配点」:https://www.keio.ac.jp/files/d76245e2bdc5e5a3f397c40b2ae40047b4d41cd3ea399c3b4dbf969c3ad989a7
- 早稲田大学入学センター「一般選抜」(2027年度入試ガイド):https://www.waseda.jp/inst/admission/assets/uploads/2026/05/2027_ippan.pdf
- 上智大学「一般選抜日程」:https://adm.sophia.ac.jp/jpn/gakubu_ippan_ad/date/
- 上智大学「学部学科試験・共通テスト併用方式」:https://adm.sophia.ac.jp/jpn/gakubu_ippan_ad/gakubugakkashiken_kyoutsuu_heiyougata/
- 上智大学「TEAPスコア利用方式(全学統一日程入試)」:https://adm.sophia.ac.jp/jpn/gakubu_ippan_ad/teap_riyohoshiki/
- 明治大学「2027年度入試ガイド(入試全般・一般選抜)」:https://www.meiji.ac.jp/koho/guidebook/univ/guide2027_11admission.pdf
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