早稲田理系の併願先の選び方|日程・科目・手続締切の3つの軸

早稲田理系の併願先の選び方|日程・科目・手続締切の3つの軸

早稲田理系の併願先とは、早稲田の理工系学部と同じ時期に受ける大学のことで、日程・理科の科目・入学手続の締切がかみ合う大学を選ぶのが基本です。

併願先を選ぶ3つの軸

理系の併願で私が指導の最初に確認するのは、理科で何を使うか、試験日が続きすぎないか、早稲田の発表前に手続の締切が来ないかの3点です。理系は大学ごとに理科の指定が細かく、偏差値だけで選ぶと、出願できない学科が後から見つかることがあります。

私は地方の県立高校から東大理系を目指し、私立の併願は要項を1校ずつ読み比べて決めました。理科の指定と日程を1枚の表にまとめた時点で、候補が半分ほどに絞れたのを覚えています。

早稲田理系の2027年度試験日

基幹理工・創造理工・先進理工の3学部は、同じ日に同じ問題で実施され、3学部間の併願はできません。主な日程は次のとおりです。

学部・方式試験日合格発表日手続締切(第1次)
基幹・創造・先進理工2月16日2月27日3月5日
創造理工 建築学科の空間表現2月17日2月27日3月5日
人間科学 数学選抜方式2月8日2月15日2月22日
人間科学 数英型2月18日2月27日3月5日
教育 B方式2月19日3月2日3月9日

早稲田理系の併願先は、理科を何科目・どの組み合わせで使うかによって、受けられる大学と学科が変わります。

早稲田理工は数学・理科2科目・英語

早稲田の理工3学部は、数学・理科・英語が各120点の計360点です。理科は2科目で、創造理工は物理・化学のみ、先進理工の生命医科学科などは物理・生物や化学・生物の組み合わせも選べます。

先進理工では、同じ理科パターンの学部内の他学科を第二志望にできます。基幹理工の学系4や創造理工では、指定科目で特に優れた力を示した人を合計点が届かなくても合格とする「得意科目選考」もあります。

慶應理工は物理・化学の両方が必要

慶應義塾大学理工学部の2027年度一般選抜は、理科が物理・化学の計200点、数学150点、外国語150点です。物理・化学で受ける人には早稲田と対策が重なり、生物を使う人には負担が大きくなります。

東京理科大・明治理工は理科1科目型

東京理科大学のB方式は、数学・英語と、学科が指定する理科などの1科目で受けます。明治大学理工学部の学部別入試は、理科が物理・化学の各3題から任意の3題を選ぶ形式です。理科2科目の完成が間に合わない時期でも、出願しやすい併願先です。

早稲田理系の併願先は2月上旬に集中するため、同じ日の試験を外したうえで、2月16日の本番に向けた調整期間を確保します。

2月上旬に試験日が集中する

2027年度の東京理科大B方式は、創域理工2月3日・6日、先進工2月4日、理学部第一部2月5日、工2月8日などです。明治理工は全学部統一入試が2月5日、学部別入試が2月7日で、慶應理工は2月12日です。

  • 2月5日:東京理科大 理学部第一部と明治 全学部統一入試が同じ日
  • 2月7日:東京理科大 薬学部と明治理工の学部別入試が同じ日
  • 2月8日:東京理科大 工学部と早稲田人間科学の数学選抜方式が同じ日

慶應理工から早稲田理工までの3日間

慶應理工2月12日と早稲田理工2月16日の間は3日空きます。指導では、この期間を早稲田の過去問の見直しに充てるよう計画します。2月上旬に毎日受験を入れると、慶應・早稲田の本番前に疲れがたまるため、上旬は3〜4校までを目安にします。

地方から受ける場合、明治の全学部統一入試は東京・神奈川のほか札幌・仙台・名古屋・大阪・広島・福岡でも受験できます。2月5日を地元で受けてから上京すれば、滞在日数を抑えられます。

なお東京理科大は、災害などでB方式・S方式を受験できなかった人のために、共通テストの成績で判定する特例措置を講じる場合があるとしています。そのため2027年度のB方式・S方式の受験予定者には、2027年1月の共通テストに出願・受験するよう案内しています。

早稲田理工の合格発表は2月27日なので、それより前に締切が来る併願先は、発表前に手続をするかどうかを決める必要があります。

併願先の締切と早稲田の発表日

2027年度の各大学の資料から、主な併願先の合格発表日と手続の締切を並べました。慶應理工の入学手続締切日は3月12日ですが、入学金等の支払期限はそれより早い3月3日です。

大学・学部合格発表日手続の締切
明治 理工(学部別・全学部統一)2月15日2月24日
東京理科大 先進工(B方式)2月19日1次 2月25日
東京理科大 創域理工(B方式)2月20日1次 2月26日
東京理科大 理学部第一部(B方式)2月23日1次 3月1日
慶應 理工2月24日入学金等 3月3日

発表前に締切が来る大学への備え

明治には、入学手続締切日までに入学金のみを納める延納手続があります。東京理科大は1次手続と2次手続(締切3月11日)に分かれています。どの段階で何を払うかは、各大学の最新の要項で確認します。金額と期限を出願前に家族と共有しておきます。

早稲田理系志望者の併願パターンは、理科の組み合わせと第一志望が国公立かどうかで考えると整理しやすくなります。

物理・化学で受ける場合

物理・化学で受けるなら、慶應理工2月12日と早稲田理工2月16日を軸に、2月上旬に東京理科大や明治理工を入れる形が組みやすくなります。理科の対策を一本化できるのが利点です。

早稲田の中では、教育学部B方式(数学科・理学科地球科学専修など)も外国語・理科(物理か化学)・数学で受験でき、試験日は理工の3日後の2月19日です。数学科は数学の得点が調整後に2倍されるため、数学が得意な人は検討する価値があります。

生物を使う場合

生物を使う人は、早稲田先進理工の生命医科学科など、生物を含むパターンを選べる学科が軸になります。東京理科大の創域理工学部 生命生物科学科や先進工学部 生命システム工学科は、B方式の理科で生物を選べます。

国公立大学が第一志望の場合

私自身、東大の二次対策で記述の数学と理科を固めた結果、私立の問題にもそのまま対応できました。国公立志望なら、共通テスト5教科6科目と大学の数学で判定する早稲田人間科学の数学選抜方式も選択肢になります。

東京理科大のB方式では、国公立大学の中・後期日程の受験者で延納申請をした人に限り、2次手続期間が3月23日〜25日になります。国公立の結果を待てる仕組みがあるかも、併願先選びの判断材料になります。

早稲田理系の併願先は、理科の組み合わせ・試験日・手続の締切の3つを、早稲田理工の2月16日の試験と2月27日の発表に合わせて決めます。慶應理工は物理・化学が必須で、東京理科大や明治理工は理科1科目型です。

2月上旬は東京理科大と明治の試験日が続き、明治理工は2月24日が手続の締切です。早稲田の発表前に来る締切まで含めて、出願前に1枚の予定表にまとめておきます。

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  • 早稲田大学入学センター「一般選抜」(2027年度入試ガイド):https://www.waseda.jp/inst/admission/assets/uploads/2026/05/2027_ippan.pdf
  • 慶應義塾大学「一般選抜」:https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/faculty/examinations/general-admissions/
  • 慶應義塾大学「2027年度 一般選抜 試験教科・科目・配点」:https://www.keio.ac.jp/files/d76245e2bdc5e5a3f397c40b2ae40047b4d41cd3ea399c3b4dbf969c3ad989a7
  • 東京理科大学「一般選抜 B方式入学試験」:https://www.tus.ac.jp/admissions/university/list/general/method_b/
  • 東京理科大学「2027年度 B方式 試験日程」:https://www.tus.ac.jp/admissions/uploads/2026/2027_p159.pdf
  • 東京理科大学「2027年度 B方式 試験科目・時間割」:https://www.tus.ac.jp/admissions/uploads/2026/2027_p159-160.pdf
  • 東京理科大学「2027年度B方式・S方式入学試験における「特例措置」について」:https://www.tus.ac.jp/admissions/pdf/2026/5_2027_about_bs_exam.pdf
  • 明治大学「2027年度入試ガイド(入試全般・一般選抜)」:https://www.meiji.ac.jp/koho/guidebook/univ/guide2027_11admission.pdf