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早稲田文系の併願先とは?選び方の基本
早稲田文系の併願先とは、早稲田と同じ時期に受ける大学のことで、日程・科目・入学金の締切の3つがかみ合う大学を選ぶのが基本です。
併願先を選ぶ3つの軸
早稲田大学志望の生徒は、併願先を偏差値の順番だけで決めてしまう例が少なくありません。しかし実際には、試験日が重ならないか、科目が早稲田の対策と重なるか、入学金をいつまでに払うかで、受けやすさが大きく変わります。
私立の日程を手帳に書き出して初めて、受けたかった2校の試験日が重なっていると気づく人が多くいます。私自身は相談できる先輩が少なかったため、要項を1校ずつ読み比べて組み直した経験があります。
早稲田文系の2027年度試験日
まず軸になる早稲田の日程を押さえます。2027年度一般選抜の主な文系学部の日程は次のとおりです。合格発表から入学手続(第1次)締切までは1〜2週間ほどしかありません点も確認しておきます。
| 学部 | 試験日 | 合格発表日 | 手続締切(第1次) |
|---|---|---|---|
| 文化構想 | 2月12日 | 2月20日 | 3月4日 |
| 国際教養 | 2月13日 | 2月21日 | 3月4日 |
| 法 | 2月15日 | 2月24日 | 3月4日 |
| 文 | 2月17日 | 2月26日 | 3月5日 |
| 教育(A方式) | 2月19日 | 3月2日 | 3月9日 |
| 政治経済 | 2月20日 | 2月28日 | 3月8日 |
| 商 | 2月21日 | 3月1日 | 3月8日 |
| 社会科学 | 2月22日 | 3月3日 | 3月10日 |
早稲田文系と科目が近い併願先
早稲田文系の併願先は、英語・国語・地歴の3科目で受けられるかどうかで対策の負担が変わります。

明治大学の学部別入試は3科目
早稲田の文学部・文化構想学部の一般選抜は、英語・国語・地歴(世界史か日本史)の3教科です。明治大学の2027年度学部別入試も、法・文・政治経済学部などは外国語・国語・地歴公民などの3科目で、早稲田の対策をそのまま生かしやすい組み合わせです。明治の文学部の国語には漢文が含まれます。
2月5日の全学部統一入試は、1回の受験で複数の学部・方式に出願できる試験です。国語は漢文を除く出題で、東京・神奈川のほか札幌・仙台・名古屋・大阪・広島・福岡でも受験できます。地方から受験する人にとっては、移動の負担を抑えられる選択肢です。
慶應の文系学部には国語の試験がない
慶應義塾大学の2027年度一般選抜では、文学部が小論文・地理歴史・外国語、法学部が外国語・地理歴史・小論文です。国語の代わりに小論文があるため、早稲田と併願するなら小論文の練習時間を別に確保します。
早稲田の中の方式も併願先になる
早稲田の文学部と文化構想学部は、一般選抜・英語4技能テスト利用方式・共通テスト利用方式を併願でき、大学での試験は1回です。英語4技能テスト利用方式は、英検ならCSE総点2,200以上かつ各技能500以上が基準で、S-CBTも利用できます。
早稲田文系の併願先を日程から組む
早稲田文系の併願先を日程から組むときは、同じ日に試験がある学部を外したうえで、連続受験の日数を確認します。

慶應・明治と試験日が重なる学部
2027年度の慶應は経済2月13日、商2月14日、文2月15日、法2月16日が試験日です。明治の文系学部の学部別入試は情報コミュニケーション2月8日から商2月16日までに分散し、全学部統一入試は2月5日です。
- 2月13日:早稲田国際教養・慶應経済・明治文が同じ日
- 2月14日:慶應商と明治法が同じ日
- 2月15日:早稲田法と慶應文が同じ日
- 2月16日:慶應法と明治商が同じ日
- 2月17日:早稲田文と慶應総合政策が同じ日
連続受験は3日までを目安にする
私は受験生のとき、試験が続くと2日目以降の英語長文で集中が切れる経験をしました。これは一般的によく言われることで、自分は体力があるから大丈夫、と思っていても、試験本番の緊張感は想像以上に心身に疲労をもたらします。そのため、本命の前日に別の試験を入れないよう組み直すことがよくあります。例えば明治法2月14日・早稲田法2月15日・慶應法2月16日と続けるなら、その前後は空けておきます。
地方から上京して受ける場合は、宿泊日数も日程の組み方で変わります。明治の学部別入試の会場は大学のキャンパスのみなので、早稲田・慶應の試験日と近い日にまとめると、滞在を短くできます。
早稲田文系の併願で見落としやすい入学金の締切
早稲田文系の併願では、早稲田の合格発表より先に併願先の入学金の期限が来る組み合わせがあるため、日付を並べて確認します。
慶應・明治の入学金の期限
慶應の2027年度の入学金等支払期限は、文・商学部が3月3日、経済・法学部が3月4日です。明治には、入学手続締切日までに入学金のみを納める延納手続があり、締切は文・法学部が3月3日、政治経済・商学部が3月4日です。
明治の延納手続では、入学を決めた後、3月25日までに入学金を除く春学期の学費などを納めます。早稲田も、第1次で登録料(入学者は入学金に振り替え)を振り込み、第2次の学費振込の締切は3月24日です。
早稲田の発表日と並べる
早稲田の社会科学部の合格発表は3月3日、教育学部は3月2日です。これらが本命の場合、発表前に併願先の入学金を払うかどうかを決める必要があります。入学金の金額と期限を、出願前に家族と共有しておきます。
早稲田文系志望者の併願パターン例
早稲田文系志望者の併願パターンは、志望学部の科目と試験日から逆算すると、無理のない組み合わせが見えてきます。
文学部・文化構想学部志望の場合
早稲田の文化構想2月12日と文2月17日の間に、明治文2月13日を入れると3科目型で対策がそろいます。慶應文を加えるなら小論文の準備が必要で、慶應文の外国語は英検CSE総合スコア2,500以上で外部試験を利用する方法もあります。
法学部・商学部志望の場合
早稲田法を受けると、同じ日の慶應文は受けられません。法学系でそろえるなら明治法2月14日・慶應法2月16日が候補になり、商学部志望なら明治商2月16日と早稲田商2月21日の間隔に余裕があります。
早稲田商には地歴・公民型と数学型があり、どちらか1つを選んで出願します。慶應商のA方式も外国語・地理歴史・数学の3教科なので、数学を使う人は慶應商2月14日と組み合わせると対策を共通化できます。
政治経済学部・社会科学部志望の場合
早稲田の政治経済学部は共通テストの国語・数学Ⅰ,A・英語が必須で、社会科学部も共通テストを課します。共通テストを受けるなら、明治の共通テスト利用入試(前期の出願は1月7日〜15日)も併願先に加えやすくなります。
政治経済学部の大学での試験は総合問題1科目で、日英両言語の長文を読み解き、記述式の解答も含みます。私は東大の二次対策で英文を読んで日本語で要約する練習を重ねましたが、その経験から見ても、国公立と早稲田政経を併願する人は、記述の練習を共通の土台にできます。
まとめ
早稲田文系の併願先は、試験日・科目・入学金の締切の3つを、早稲田の日程と並べて決めます。2027年度は、早稲田国際教養・慶應経済・明治文が2月13日、早稲田法と慶應文が2月15日に重なります。
科目では、明治の学部別入試が早稲田と同じ3科目型で、慶應文系は小論文の準備が加わります。早稲田の発表前に来る入学金の期限まで含めて、出願前に1枚の予定表にまとめておきます。
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参考文献
- 早稲田大学入学センター「一般選抜」(2027年度入試ガイド):https://www.waseda.jp/inst/admission/assets/uploads/2026/05/2027_ippan.pdf
- 慶應義塾大学「一般選抜」:https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/faculty/examinations/general-admissions/
- 慶應義塾大学「2027年度 一般選抜 試験教科・科目・配点」:https://www.keio.ac.jp/files/d76245e2bdc5e5a3f397c40b2ae40047b4d41cd3ea399c3b4dbf969c3ad989a7
- 明治大学「2027年度入試ガイド(入試全般・一般選抜)」:https://www.meiji.ac.jp/koho/guidebook/univ/guide2027_11admission.pdf
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