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共通テスト国語 対策とは|大問5題・90分の新形式を押さえる
共通テスト国語 対策とは、200点満点・90分で現代文3題と古文・漢文の計5題を解く試験に向けた学習設計のことです。
2025年1月の試験(令和7年度)から新しい学習指導要領に対応し、国語は大問が4題から5題に、試験時間が80分から90分に変わりました。古い情報のまま対策すると時間配分が根本から崩れるため、まず新しい構成を正確に押さえます。
共テ国語の大問構成と配点
大学入試センターの公表資料では、近代以降の文章が110点、古典が90点の配点です。大問ごとの内訳は次のとおりです。
| 大問 | 内容 | 配点 |
|---|---|---|
| 第1問 | 論理的な文章(評論) | 45点 |
| 第2問 | 文学的な文章(小説) | 45点 |
| 第3問 | 実用的な文章(資料・図表) | 20点 |
| 第4問 | 古文 | 45点 |
| 第5問 | 漢文 | 45点 |
旧形式(80分・4題)から変わった点
旧形式は評論・小説・古文・漢文が50点ずつでした。新形式では古文・漢文が45点ずつになり、古典の合計は90点に下がりました。代わりに、資料や図表を読み取る第3問が新設されています。
共テ国語の平均点と目標ライン
大学入試センターの公表値では、国語の平均点は100点換算で令和7年度63.33点、令和8年度58.18点でした。難関国公立大を目指すなら、200点中160点(8割)を目標ラインに置くと逆算しやすくなります。
共通テスト国語 対策の鉄則|90分の時間配分と解く順番
90分の時間配分は、古典を短時間で終えて現代文に時間を回し、配点20点の第3問は時間の上限を決めて解くのが基本です。

共テ国語の大問ごとの目安時間
私が家庭教師として生徒に勧めている配分は次のとおりです。模試で実際に計測し、自分の得意不得意に合わせて前後5分以内で調整します。
| 解く順番 | 大問 | 目安時間 |
|---|---|---|
| 1 | 第5問 漢文 | 15分 |
| 2 | 第4問 古文 | 18分 |
| 3 | 第1問 評論 | 22分 |
| 4 | 第2問 小説 | 18分 |
| 5 | 第3問 実用的な文章 | 12分 |
| - | 見直し | 5分 |
共テ国語の解く順番の決め方
漢文と古文は句法や単語の知識で解ける設問が多く、時間を読みやすい大問です。45点の大問4つを先に確保し、20点の第3問を最後に回すと、時間切れでの失点を最小限に抑えられます。
見直し時間の確保
最後の5分はマークのずれと、根拠が弱いまま選んだ設問の確認に使います。解いている途中で迷った設問には問題用紙に印をつけておくと、見直しが短時間で済みます。
共通テスト国語 対策|新設の第3問「実用的な文章」の解き方
第3問は、文章と図表・資料を照らし合わせて正しい情報を選ぶ大問で、読解力より情報を探す手順で差がつきます。
第3問で問われる力
第3問では、報告書やグラフ、アンケート結果など複数の資料が示されます。書かれている内容を正確に拾い、資料どうしの関係を整理できるかが問われます。
設問を先に読み、資料は必要な箇所だけ見る
資料を最初から全部読むのではなく、設問で問われている数値や項目を確認してから該当箇所を探します。選択肢の数値と資料の数値を1つずつ照合すると、読み違いによる失点を防げます。
配点20点に時間をかけすぎない
第3問は配点が他の大問の半分以下です。12分を超えたら迷っている設問は一度保留し、見直し時間で戻る判断をします。練習では令和7年度以降の本試験と、大学入試センターが公表した試作問題を使います。
共通テスト国語 対策|現代文(評論・小説)の解き方
評論と小説は、本文の根拠と選択肢を1対1で照合し、誤りの型で選択肢を消していくと安定して得点できます。
共テ評論文の選択肢の絞り方
誤りの選択肢は「言い過ぎ」「本文と反対」「本文にない要素」の3種類にほぼ分けられます。各選択肢にこの3つのどれに当たるかを書き込むと、消去の根拠が明確になります。
共テ小説問題の客観的読解
小説の心情問題は、自分の感想ではなく登場人物の行動・表情・発言から判断します。心情を表す根拠の一文に線を引いてから選択肢を読むと、印象で選ぶミスが減ります。
複数テクスト問題への対応
共通テストでは、本文とは別の文章や生徒の会話文を組み合わせた設問が出ます。設問を先に読み、2つの文章の共通点と相違点のどちらが問われているかを確認してから本文に戻ります。
共通テスト国語 対策|古文・漢文の攻略法
古文と漢文は暗記事項を先に固めれば短時間で解ける大問になり、現代文に回せる時間が増えます。
古文単語と助動詞の習得手順
古文は単語300語を3周し、次に助動詞の意味と接続を3週間、敬語と識別を2週間で仕上げます。この順序で進めると、2〜3か月で本文の大意が取れるようになります。
漢文句法の優先順位
漢文は否定・使役・受身・疑問・反語の5系統を最優先で覚えます。共通テストの設問はこれらの句法を含む書き下しや解釈を問うものが多く、覚えた量がそのまま得点に表れます。
主語把握と省略の補い方
古文で失点する最大の原因は主語の取り違えです。敬語の有無と接続助詞「て」「ば」の前後で主語が変わるかを確認し、本文の横に主語を書き込みながら読みます。
共通テスト国語 対策におすすめの参考書ルート
参考書は「基礎インプット→精読演習→共通テスト形式演習」の3段階で進め、1冊を仕上げてから次に移ります。
現代文の参考書
現代文は河合出版の『入試現代文へのアクセス』シリーズで、根拠を示して選択肢を選ぶ手順を身につけます。基礎編から発展編へ進み、最後に共通テスト形式の演習に移ります。
古文・漢文の参考書
古文は旺文社の『古文単語ターゲット』で単語を固め、Z会の『古文上達』で精読します。漢文は学研の『漢文ヤマのヤマ』や『漢文早覚え速答法』で句法を短期間で整理します。
第3問は過去問と試作問題で対策する
実用的な文章は専用の参考書が少ないため、大学入試センターが公開している問題そのものが最良の教材です。令和7年度以降の本試験・追試験と試作問題を、時間を計って解きます。
共通テスト国語 対策でつまずきやすいポイント
つまずきの多くは、旧形式の過去問の使い方と、復習の質、直前期の教材選びの3点から生まれます。
旧形式の過去問を時間配分の練習に使わない
令和6年度以前の過去問は第3問がなく、80分・4題の形式です。読解の練習には使えますが、90分の時間配分の練習には令和7年度以降の問題を使います。基礎が固まる前に過去問に手をつけるのも避けます。
復習を「読み直し」で終わらせない
間違えた設問は、なぜその選択肢を選んだかを1行で書き出す誤答ノートにまとめます。同じ型の誤りが3回続いたら、その型を重点的に演習します。
直前期の点数の伸び悩み
直前期に新しい問題集へ手を広げると、復習が追いつかなくなります。これまで解いた問題の誤答ノートを見返し、時間配分どおりに解けるかの確認に集中します。
まとめ
共通テスト国語は大問5題・90分の新形式になり、第3問を含めた時間配分の設計が得点を左右します。
古典の暗記事項を固めて短時間で解き、現代文に時間を回し、第3問は時間の上限を決めて取り組みます。時間配分の練習には、必ず令和7年度以降の新形式の問題を使います。私は地方の県立高校から独学で東大に合格しましたが、特別な才能があったわけではなく、正しい順序と量を守っただけです。
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参考文献
- 独立行政法人 大学入試センター「令和8年度 本試験の問題」:https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/kakomondai/r8/r8_honshiken_mondai.html
- 独立行政法人 大学入試センター「令和7年度 本試験の問題」:https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/kakomondai/r7/r7_honshiken_mondai.html
- 独立行政法人 大学入試センター「令和7年度試験の問題作成の方向性、試作問題等」:https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/kako_shiken_jouhou/r7/r7_kentoujoukyou/r7mondai.html
- 独立行政法人 大学入試センター「共通テスト 受験者数・平均点の推移(本試験)」:https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/suii/R3_.html
- 旺文社(古文単語ターゲット等の書籍情報):https://www.obunsha.co.jp/
- Z会出版(古文上達等の書籍情報):https://www.zkai.co.jp/books/
- 河合出版(入試現代文へのアクセス等の書籍情報):https://www.kawai-publishing.jp/
- 学研プラス(漢文ヤマのヤマ等の書籍情報):https://hon.gakken.jp/

