英語の比較級|比較対象の示し方と不規則変化7選を現役東大生が徹底整理

英語の比較級|比較対象の示し方と不規則変化7選を現役東大生が徹底整理

比較級とは、2つのものを比べて「より〜だ」と表す形容詞・副詞の形で、英語では-erやmoreを使って作ります。

比較級・原級・最上級の違い

英語の比較表現には、そのままの形を使う原級、2つを比べる比較級、3つ以上の中で一番を表す最上級の3種類があります。比較級はthanを使って2者を比べる点が最大の特徴で、theを使う最上級の形とは区別して覚える必要があります。中学1年の段階でこの3分類を整理しておくと、後の学習がスムーズになります。

中学英語から始まる比較表現の学習範囲

比較級は中学2年の英語で本格的に学習が始まり、高校でも応用的な構文の形で繰り返し出てきます。中学の間に基本ルールを固めておくと、高校での応用表現もスムーズに理解できます。地方の公立中学出身の私自身も、比較級は最初につまずいた単元の一つでした。

東大入試の英作文・読解での比較級の出題傾向

東大の英作文では、複数のものを比較して意見を述べる設問が定期的に出題され、比較級を正確に使えるかが得点を左右します。読解問題でもthan以下が省略された文が頻出するため、省略のパターンを理解しておくことが得点に直結します。

比較級の作り方は、単語の長さによって-erをつける・moreをつける・不規則に変化するの3パターンに分かれます。

短い形容詞・副詞に-erをつけるパターン

tallerのように、1音節や2音節の短い単語は語尾に-erをつけるだけで比較級になります。fast、small、cheapなど日常でよく使う単語の多くがこのパターンに含まれます。

長い単語の前にmoreを置くパターン

beautiful、difficultのように音節数が多い単語は、語尾を変えずに単語の前にmoreを置いて比較級を作ります。語尾を変える単語とmoreをつける単語を混同すると、入試の並べ替え問題で失点しやすくなります。

スペルが変わる単語の注意点(y→i、子音字重複)

happierのようにyで終わる単語はyをiに変えてerをつけ、biggerのように短母音+子音字で終わる単語は子音字を重ねてから-erをつけます。この2つの変化パターンは、定期テストでのスペルミスが特に多い箇所です。

than以下には比較する相手を置き、主語側と品詞・形をそろえることで正しい比較文が完成します。

「A is 比較級 than B」の基本構文

比較級の文は「A is 比較級 than B」の語順が基本で、Bの部分に比較したい相手を置きます。主語のAが、Bより優れている・劣っているという関係を表す構文です。

than以下を省略できる条件

than以下は、文脈から比較対象が明らかな場合に省略されることがあります。読解問題ではこの省略部分を自分で補いながら読む力が必要で、省略に気づかないと文全体の意味を取り違えてしまいます。

比較対象がそろっていない誤答パターン

「東京の人口はニューヨークより多い」を主語と都市名だけで比べてしまうと、人口と都市そのものを比較する誤りになります。比較対象は「東京の人口」と「ニューヨークの人口」のように、品詞と種類をそろえる必要があります。

good・bad・manyなど一部の単語は規則通りに変化せず、比較級・最上級の形を個別に覚える必要があります。

goodとbad系の変化(better/worse)

good→better→best、bad→worse→worstのように、日常でよく使う形容詞ほど不規則変化することが多くあります。使用頻度が高い単語ほど不規則変化になりやすいという傾向を知っておくと、暗記の見通しが立ちます。

many・muchとlittleの変化

many・much→more→most、little→less→leastも代表的な不規則変化です。数えられる名詞にはmany、数えられない名詞にはmuchを使う点も合わせて確認しておく必要があります。

  • good(良い)→ better → best
  • bad(悪い)→ worse → worst
  • many/much(多い)→ more → most
  • little(少ない)→ less → least

短期間で定着させる反復のタイミング

不規則変化は一度に覚えようとせず、1週間のうちに3回程度、間隔をあけて復習すると記憶に残りやすくなります。指導の現場でも、この間隔を意識して復習した生徒の方が定着が早い傾向が見られます。

no more thanやthe 比較級, the 比較級など、基本ルールだけでは対応できない応用表現が難関入試ほど問われます。

no more than・not more thanの意味の違い

no more thanは「〜しか、たったの」という少なさを強調する表現で、not more thanは「〜以下」という数量の上限を表します。見た目が似ているため、難関大の読解問題では意味の違いを問う設問が繰り返し出されています。

「〜すればするほど」を表すthe比較級構文

「the 比較級+主語+動詞, the 比較級+主語+動詞」の形で、「〜すればするほど、ますます〜」という意味を表します。この構文はthanを使わない比較級表現として、和訳・英作文の両方で狙われやすいポイントです。

比較級を使った慣用表現の出題パターン

no less than(〜も)、much less(まして〜ない)など、比較級を含む慣用表現は文脈判断が必要なため難易度が高くなります。単語単体ではなく、表現のかたまりごと文の中で覚えることが得点につながります。

比較級の失点は語形変化のミスよりも、比較対象のそろえ忘れや直訳による語順ミスが原因になっていることが多いです。

「もっと」の直訳でmoreを二重につけるミス

tallerに対してmore tallerと書いてしまうように、日本語の「もっと」につられてmoreと-erを重ねる誤りがよく見られます。1つの形容詞に比較級の目印は1つだけという原則を意識すると防げます。

比較対象の格・品詞がそろわないミス

「私の意見は彼より正しい」を書くときに、私自身と彼の意見のように比べる対象がずれてしまう例がよくあります。than以下を書く前に、何と何を比べているかを日本語で確認する習慣が役立ちます。

演習量を確保して定着させるステップ

基本パターンの暗記、than構文の並べ替え、長文中での読み取りという3段階で演習を積むと、才能に関係なく得点力が安定していきます。私自身も特別な才能はなく、この順序で演習量を積み重ねて比較級を得点源に変えました。

比較級は作り方のパターンと不規則変化を覚えるだけでなく、than以下の対象をそろえる視点や応用構文までおさえることで、入試で安定した得点源になります。

比較級は、英語の文法の中でもつまずく生徒様が多くいらっしゃる単元です。その一方で、つまずく要因は人それぞれで、そもそも文法の理解が不十分である方や、文法は理解しているが比較級の形容詞の形を覚えられていない方などさまざまです。どこでも東大生では生徒一人に対して、最高峰の学力を持つ東大生講師がマンツーマンで指導しますので、生徒一人一人の原因の追及から対策まで、一貫して対応することができます。まずはお気軽に無料説明会や無料体験授業にお申し込みください。

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  • 文部科学省「中学校学習指導要領 第2章 各教科 第9節 外国語」:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/chu/gai.htm
  • 文部科学省「高等学校学習指導要領解説」:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1407074.htm