慶應理系の併願先の選び方|理科の指定・日程・手続締切の3軸

慶應理系の併願先の選び方|理科の指定・日程・手続締切の3軸

2026年10月10日

慶應理系の併願先とは、慶應の理工・薬学部などと同じ時期に受ける大学のことで、理科の指定・試験日・手続の締切がかみ合う大学を選ぶのが基本です。

併願先を選ぶ3つの軸

理系の併願で私が最初に確認するのは、理科で何を使うか、2月上旬に試験を詰め込みすぎていないか、慶應の発表前に締切が来ないかの3点です。理系は大学・学科ごとに理科の指定が細かく、偏差値だけで並べると出願できない学科が後から見つかります。

私は地方の県立高校から東大理系を目指し、私立の併願は要項を1校ずつ読み比べて決めました。理科の指定と日程を1枚の表にした時点で、候補が半分ほどに絞れたのを覚えています。

慶應理系の2027年度試験日

慶應の理系学部は、医・薬・理工学部の試験が2月9日〜12日に集まり、環境情報学部は2月18日です。入学手続締切日は各学部3月12日ですが、入学金等の支払期限は学部ごとに異なります。

学部試験日合格発表日入学金等支払期限
医2月9日(第2次3月1日)最終3月5日3月12日
薬2月10日2月21日3月1日
理工2月12日2月24日3月3日
環境情報2月18日2月25日3月4日

慶應理系の併願先は、慶應理工の物理・化学必須という条件に合わせるか、理科1科目型で負担を減らすかで選び方が変わります。

慶應理工と早稲田理工は物理・化学で共通

慶應理工学部の2027年度一般選抜は、理科が物理・化学の計200点、数学150点、外国語150点です。早稲田の理工3学部は数学・理科2科目・英語が各120点で、創造理工は物理・化学のみです。物理・化学で受ける人は、両校の対策をほぼ一本化できます。

慶應薬学部は化学の配点が高い

慶應薬学部は、理科が化学150点、外国語100点、数学100点です。東京理科大学の薬学部B方式も、数学・英語に加えて理科は化学で受験します。化学を軸にする人は、慶應薬と理科大薬の組み合わせで対策をそろえやすくなります。

理科1科目型の東京理科大・明治理工

東京理科大のB方式は、数学・英語と学科が指定する理科などの1科目です。明治理工の学部別入試は、理科が物理・化学の各3題から任意の3題を選ぶ形式です。生物を使う人は、理科大の創域理工学部 生命生物科学科や先進工学部 生命システム工学科のように、B方式で生物を選べる学科を探します。

なお慶應の環境情報学部は、外国語・数学・外国語および数学・情報および数学の4つから1つを選ぶ試験(200点)と小論文(200点)です。医学部は理科2科目・数学・外国語に加え、第2次試験で小論文と面接を課します。どちらも理工学部とは別の準備が必要です。

慶應理系の併願先は2月上旬に集中するため、同じ日の試験を外したうえで、慶應の本番前日を空けておく組み方が基本です。

2月上旬は理科大・明治・上智が続く

2027年度の東京理科大B方式は、創域理工2月3日・6日、先進工2月4日、理学部第一部2月5日、薬2月7日、工2月8日です。明治理工は全学部統一入試が2月5日、学部別入試が2月7日です。上智理工はTEAPスコア利用方式が2月6日、学部学科試験・共通テスト併用方式が2月11日です。

  • 2月5日:東京理科大 理学部第一部と明治 全学部統一入試
  • 2月6日:東京理科大 創域理工学部の一部学科と上智 TEAPスコア利用方式
  • 2月7日:東京理科大 薬学部と明治理工の学部別入試
  • 2月18日:慶應環境情報と早稲田人間科学(国英型・数英型)

慶應理工の前後の過ごし方

慶應理工2月12日の前日には上智理工の併用方式(2月11日)があり、4日後の2月16日が早稲田理工です。指導では、慶應理工の前日に試験を入れないよう組み直すことがよくあります。慶應が本命なら、上智は併用方式よりTEAP方式で受けるなど、方式で日程をずらす方法もあります。

地方から受ける場合、明治の全学部統一入試(2月5日)は東京・神奈川のほか札幌・仙台・名古屋・大阪・広島・福岡でも受験できます。上旬の1校を地元で受けてから上京すれば、滞在日数を抑えられます。

慶應理工の合格発表は2月24日で、その日までに締切が来る併願先があるため、日付を並べて確認します。

慶應理工の発表日と併願先の締切

2027年度の各大学の資料から、慶應理工の発表(2月24日)の前後に締切が来る主な併願先を並べました。

大学・学部合格発表日手続の締切
明治 理工(学部別・全学部統一)2月15日2月24日
東京理科大 先進工(B方式)2月19日1次 2月25日
東京理科大 創域理工(B方式)2月20日1次 2月26日
東京理科大 薬(B方式)2月23日1次 3月1日
上智(TEAP方式・併用方式)学科により異なる入学金 3月2日

明治理工の手続締切は、慶應理工の合格発表と同じ2月24日です。明治には入学手続締切日までに入学金のみを納める延納手続がありますが、慶應の結果を待ってから手続をする時間はほとんどありません。

早稲田の結果を見てから慶應の手続ができる

早稲田理工の合格発表は2月27日で、慶應理工の入学金等支払期限3月3日より前です。早慶の両方に合格した場合も、両方の結果を見てから選べる日程になっています。支払う金額と期限は、出願前に家族と共有しておきます。

慶應理系志望者の併願パターンは、志望学部の理科と、第一志望が国公立かどうかで考えると整理しやすくなります。

理工学部志望の場合

物理・化学で受けるなら、慶應理工2月12日と早稲田理工2月16日を軸に、2月上旬に東京理科大や明治理工を1〜2校入れる形が組みやすくなります。理科2科目の対策を共通化できるのが利点です。

薬学部志望の場合

慶應薬2月10日の前に東京理科大薬2月7日があり、どちらも化学で受けられます。理科大薬の合格発表は2月23日、1次手続は2月24日〜3月1日で、慶應薬の発表(2月21日)を見てから判断できます。

国公立大学が第一志望の場合

私自身、東大の二次対策で記述の数学と理科を固めたことで、私立の問題にもそのまま対応できました。東京理科大のB方式では、国公立大学の中・後期日程の受験者で延納申請をした人に限り、2次手続期間が3月23日〜25日になります。

また理科大は、災害などでB方式を受けられなかった人のための特例措置に備え、B方式の受験予定者に2027年1月の共通テストへの出願・受験を案内しています。共通テストを受ける国公立志望者は、この条件を自然に満たせます。

慶應理系の併願先は、理科の指定・試験日・手続の締切の3つを、慶應の試験日と発表日に合わせて決めます。慶應理工は物理・化学が必須で早稲田理工と対策が重なり、慶應薬は化学の配点が高く理科大薬と組み合わせやすくなります。

日程では2月上旬に理科大・明治・上智が続き、明治理工の手続締切は慶應理工の発表と同じ2月24日です。慶應の発表前後に来る締切まで含めて、出願前に1枚の予定表にまとめておきます。

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