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早慶付属高校とは|高校から入れる7校
早慶付属高校とは早稲田大学・慶應義塾大学の付属・系属の高校のことで、高校から入学できるのは首都圏の6校と、対象が限られる湘南藤沢高等部です。
私は地方の県立高校から東大に進んだので、付属校の受験は経験していません。だからこそ家庭教師として相談を受けるときは、各校の募集要項を並べて比べるところから始めています。「どこがいいか」は偏差値の上下より、男女・入試方式・推薦の仕組みで決まるからです。
7校の男女と募集人員(2027年度)
| 学校 | 男女 | 一般入試 | 推薦系入試 |
|---|---|---|---|
| 早稲田大学高等学院 | 男子 | 260名 | 約100名 |
| 早稲田大学本庄高等学院 | 共学 | 男女各約95名 | 男女各約30名 |
| 早稲田実業学校高等部 | 共学 | 約90名 | 約45名 |
| 慶應義塾高等学校 | 男子 | 約330名 | 約40名 |
| 慶應義塾志木高等学校 | 男子 | 約180名 | 約50名 |
| 慶應義塾女子高等学校 | 女子 | 約70名 | 約30名 |
| 慶應義塾湘南藤沢高等部 | 共学 | 全国枠:若干名 | 帰国生:約20名 |
一般入試の人数には帰国生を含む学校があります。一般入試で男子が受けられるのは5校、女子は3校で、性別によって選択肢の数が大きく違います。

早大学院の260名には帰国生18名が含まれます。慶應義塾の約330名には、慶應義塾普通部・中等部からの進学者は含まれません。慶應義塾高校は生徒数約2,200名・各学年18クラスの規模で、推薦・一般・帰国生・内部進学の入学者が同じクラスに分かれて学びます。
湘南藤沢高等部は対象が限られる
慶應義塾湘南藤沢高等部の全国枠は、小学6年生から中学3年生までの4年間以上、神奈川・東京・千葉・埼玉以外に住み、その地域の学校に在籍した人が対象です。首都圏に住む中学生は、帰国生でなければ受験できません。
早慶付属高校の一般入試を比較|試験日と科目
一般入試は全校が国語・英語・数学を課し、そこに小論文・作文・面接が加わるかどうかで学校ごとの対策が変わります。
| 試験日(2027年) | 学校 | 科目 |
|---|---|---|
| 2月6日(2次は11日) | 慶應志木 | 国・数・英(2次は面接) |
| 2月9日 | 早大本庄 | 国・英・数(各50分) |
| 2月10日 | 早稲田実業 | 国・英・数(面接なし) |
| 2月10日 | 慶應義塾 | 国・英・数(各60分) |
| 2月10日 | 慶應女子 | 国・英・数・作文 |
| 2月11日 | 早大学院 | 英・国・数・小論文 |
2月10日に3校が重なる
早稲田実業・慶應義塾・慶應女子の一般入試は、すべて2月10日に実施されます。男子は早稲田実業か慶應義塾、女子は早稲田実業か慶應女子のどちらかを選ぶ必要があります。
男子は2月11日にも注意
早大学院の一般入試と、慶應志木の2次試験(面接)はどちらも2月11日です。慶應志木の1次試験に合格すると、早大学院とどちらを受けるか決めることになります。
2026年度の倍率の目安
公表されている2026年度の一般入試の結果では、早稲田実業は男子が受験者437名・合格者179名(約2.4倍)、女子が受験者324名・合格者93名(約3.5倍)でした。慶應女子は受験者393名・合格者142名(約2.8倍)です。同じ学校でも男女で倍率が違う点に注意が必要です。
早慶付属高校の推薦入試|評定と第一志望の条件
推薦系の入試は1月下旬に行われ、中学校の評定基準や「第一志望であること」が出願の条件になる点が一般入試と大きく違います。
評定の基準は学校ごとに違う
慶應義塾と慶應志木は、中学3年の9教科の評定合計が38以上で、どちらも本校が第一志望であることが条件です。慶應志木はさらに中学入学後の欠席が30日以内という条件があります。早稲田実業は、中学2年と3年(12月末時点)の評定合計が68以上で、評定2以下を含まないことが条件です。
選考は書類と面接が中心
早大学院の自己推薦入試は、出願者調書・活動記録報告書と全員面接で選考します。早大本庄のα選抜は1次が書類選考、2次が面接です。慶應義塾は1次が書類審査、2次が面接と作文で、慶應女子は書類と適性検査・面接で選抜します。早稲田実業はスポーツ分野か文化分野を選んで出願し、大会やコンクールの実績も評価されます。
推薦で不合格でも一般入試は受けられる
慶應義塾高校の公式Q&Aでは、推薦入試で不合格でも一般入試を受験でき、推薦の結果は影響しないと説明されています。早大本庄も、一般入試とα選抜(自己推薦)の併願ができます。
早慶付属高校から大学への推薦の仕組み
早慶付属高校は卒業時に大学へ推薦される仕組みがありますが、学部は高校3年間の成績などで決まるため、入学後の過ごし方が進路を左右します。
慶應義塾高校の場合
慶應義塾大学を第一志望とする卒業生は、いずれかの学部に推薦されます。成績面では3年間とも進級できれば推薦を受けられますが、学部ごとに推薦の上限人数があるため、第一志望の学部に進めるとは限りません。他大学を受験する場合は原則として推薦辞退届が必要で、辞退者は医学部・歯学部などに進む場合が多いとされています。
早稲田系の場合
早大本庄は、卒業論文を提出して卒業すれば、3年間の成績にもとづいて志望するいずれかの学部に推薦されると説明しています。早大学院の2026年3月卒業生の早稲田大学進学者は472名で、政治経済学部110名、法学部76名が上位でした。
早慶付属高校はどこがいい?選び方の3つの軸
早慶付属高校選びは、「男女・共学」「入試方式との相性」「通学と生活」の3つの軸で候補を絞ると判断しやすくなります。
軸1:共学か男女別か
共学を希望するなら早大本庄と早稲田実業が中心です。男子校は早大学院・慶應義塾・慶應志木、女子校は慶應女子です。女子は一般入試で受けられる学校が3校なので、1校ごとの対策の比重が大きくなります。
軸2:入試方式との相性
書く力に自信があるなら、小論文のある早大学院や作文のある慶應女子が候補になります。3教科の筆記だけで勝負したいなら、早大本庄・早稲田実業・慶應義塾が向いています。部活動の実績がある人は推薦系の入試も検討できます。なお慶應義塾高校では、英語検定の資格によって英語の筆記試験が免除されることはありません。
軸3:通学と生活
早大本庄には寮(早苗寮・梓寮)があり、遠距離通学に配慮して午前9時10分始業としています。慶應義塾高校には専用の寮がなく、日吉キャンパスの大学図書館や学生食堂を利用できます。また慶應義塾高校には公立校の合格発表を待つ延納制度がありませんが、慶應志木や湘南藤沢高等部に合格して先に手続きをした場合は、納めた学納金を振り替えられます。
まとめ
早慶付属高校に「どこが一番いい」という正解はなく、性別・得意な入試形式・通学条件から自分に合う学校と日程を組み立てることが出発点です。

- 高校から一般受験できる早慶付属は首都圏で主に6校、湘南藤沢は全国枠・帰国生のみ
- 2月10日に早稲田実業・慶應義塾・慶應女子が重なり、男子は2月11日も重なる
- 推薦系の入試は評定基準と第一志望が条件になる学校が多い
- 大学の学部は高校3年間の成績などで決まり、学部ごとの上限もある
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参考文献
- 早稲田大学高等学院「入試情報」:https://www.waseda.jp/school/shs/prospective/admission/
- 早稲田大学高等学院「早稲田大学への進学状況」:https://www.waseda.jp/school/shs/about/enrollment/
- 早稲田大学本庄高等学院「入学試験概要」:https://www.waseda.jp/school/honjo/prospective/requirement
- 早稲田大学本庄高等学院「よくある質問」:https://www.waseda.jp/school/honjo/prospective/faq
- 早稲田実業学校「2027年度入試 募集概要(一般入試)」:https://www.wasedajg.ed.jp/senior/exam-h/application-h/
- 早稲田実業学校「2027年度 推薦入試募集概要」:https://www.wasedajg.ed.jp/senior/exam-h/application-r/
- 早稲田実業学校「前年度入試結果(高等部)」:https://www.wasedajg.ed.jp/senior/exam-h/result-h/
- 慶應義塾高等学校「募集要項/出願書類」:https://www.hs.keio.ac.jp/exam/application.html
- 慶應義塾高等学校「慶應義塾高校Q&A 2027」:https://www.hs.keio.ac.jp/exam/q_and_a.pdf
- 慶應義塾志木高等学校「入試概要」:https://www.shiki.keio.ac.jp/exam/outline.html
- 慶應義塾女子高等学校「入試概要(募集要項)」:https://www.gshs.keio.ac.jp/for-jukensei/nyushi-gaiyo.html
- 慶應義塾女子高等学校「入試状況」:https://www.gshs.keio.ac.jp/for-jukensei/nyushi-jokyo.html
- 慶應義塾湘南藤沢中・高等部「高等部 入試情報」:https://www.sfc-js.keio.ac.jp/exam/hi/exinfo.html

