子どもの反抗期はいつ始まる?反抗期の始まりと終わりを徹底解説

子どもの反抗期はいつ始まる?反抗期の始まりと終わりを徹底解説

2026年4月4日

「急にきつい言葉を言われた」「無視されるようになった」——子どもの態度が変わったとき、それが反抗期なのかどうか分からず戸惑う親御さんはとても多いです。私自身も、長男が突然「うるさい!」と怒鳴るようになったとき、何が起きているのか全く理解できませんでした。

反抗期はいつ始まり、いつ終わるのか。女の子と男の子では違うのか。この記事では、発達心理学の知見と3人の子育て経験をもとに、反抗期の時期・特徴・親の向き合い方をわかりやすく整理しました。

子どもの反抗期は1回ではありません。一般的に「第一次反抗期(1歳半〜3歳頃)」「中間反抗期(5歳〜10歳頃)」「第二次反抗期(11歳〜17歳頃)」の3段階に分けられます。それぞれ反抗の原因も表れ方も異なり、段階ごとに適切な向き合い方が変わってきます。

いずれの時期も共通しているのは、「子どもが自立に向けて成長している証拠」という点です。親の言うことを何でも素直に聞いていた子どもが、自分の意思や価値観を持ち始めたサインでもあります。

なぜ「イヤイヤ」が起きるのか

第一次反抗期は、俗に「イヤイヤ期」や「魔の2歳児」と呼ばれる時期です。歩けるようになり、指先が動くようになり、「自分でできる」という自信が芽生えてくる一方で、実際にはまだできないことも多い。この自己主張と現実のギャップが、「イヤ!」「自分で!」というかんしゃくの正体です。

川村学園女子大学の菅井洋子教授(保育学・発達心理学)によれば、第一次反抗期はほぼすべての子どもに見られる現象であり、「自分でやってみたい」という自我の芽生えと「一人ではできない」という葛藤から生まれるものです。

いつまで続くの?

第一次反抗期のピークは2〜3歳頃で、3〜4歳以降になると「自己抑制」が少しずつ育ち始めます。先生や友達との関わりの中で感情をコントロールする力が養われ、次第に落ち着いていきます。

長男のイヤイヤ期は2歳半から始まり、4歳ごろにはかなり会話が通じるようになりました。あのときは終わりが見えなくて辛かったですが、振り返れば確かに成長の過程でした。

小学生にも反抗期がある

第一次と第二次の間に訪れる「中間反抗期」は、認知度が低いぶん、親が戸惑いやすい時期です。主に小学校低学年〜中学年(おおむね5歳〜10歳)の時期に見られ、「7歳反抗期」と呼ばれることもあります。

この時期の特徴として特筆すべきなのは、外ではいい子、家の中でだけ反抗するという点です。学校や習い事でのストレスを、安心できる家庭で発散しているとも言えます。

ギャングエイジという発達段階

小学3〜4年生頃になると、友達との集団を優先し始める「ギャングエイジ(徒党時代)」と呼ばれる段階に入ります。家族のルールより友達の意見を重視するようになり、親への口答えや隠し事が増えていきます。これは社会性を育む上でとても重要な過程です。

次女が小4のとき、急に「ママの言うことなんか聞きたくない」と言い始めたことがありました。あとで調べてみると、これがまさに中間反抗期・ギャングエイジの典型的な姿でした。

いつ始まり、いつまで続くのか

第二次反抗期は、思春期(11歳〜17歳頃)に重なります。文部科学省は精神的な自立の手がかりを得る時期として中学2年生頃を定義しています。一般的には小学校高学年から始まり、高校生頃まで続くとされており、期間は5〜6年に及ぶこともあります。

この時期は急激な身体の成長・ホルモンバランスの変化が起き、感情を司る扁桃体が活発になる一方、感情をコントロールする前頭前野はまだ未熟な状態です。怒りやイライラが強く出やすいのは、脳の発達段階上、仕方のないことでもあります。

第二次反抗期の主なサイン

・ 口調が乱暴になり、暴言が増える
・ 話しかけても無視する、返事が最低限になる
・ 親の価値観やルールを強く否定するようになる
・ 物に当たるなど、感情をうまく発散できない様子が見られる

女の子の思春期は早い

女の子の場合、女性ホルモンの影響で思春期が始まる時期は男の子より早く、日本産科婦人科学会によれば8〜9歳頃から第二次性徴が始まることもあります。それに伴い、反抗期も小学校中学年頃から始まるケースがあります。

ピークと終わりの時期

女の子の第二次反抗期は、中学生の中頃(中2〜中3)にピークを迎え、高校受験の頃には落ち着いてくることが多いとされています。一方、男の子は中学1年の夏頃からスタートし、高校受験の時期も反抗期が続くケースが少なくありません。

女の子特有の反抗の表れ方

女の子の反抗期は、激しい暴言よりも「シャットアウト」型が多い傾向があります。話しかけても無視する、部屋に閉じこもる、必要最低限の言葉しか返さないといった形で表れます。外見・ファッション・友人関係への親の干渉に対して強く反発するのも特徴で、これは「社会的自我」が育ってきた証とも言えます。

反抗期が終わりに近づくと、以下のような変化が見られるようになります。

① 言動が徐々に落ち着いてくる
② 「今日こんなことがあった」など、自分の気持ちを言葉で伝えるようになる
③ 親から話しかけるのではなく、子どもの方から話しかけてくる場面が増える

これらは、子どもが感情を整理し、親との信頼関係を改めて築こうとしているサインです。

日常の挨拶だけは欠かさない

反抗期のさなかでも、朝の「おはよう」や「ただいま」「おかえり」といった日常の挨拶を親の側から続けることが大切です。返事がなくても続けることで、子どもの変化に気づきやすくなり、最低限のコミュニケーションラインを維持できます。

子どもの自立を信じて、見守る

反抗的な態度に感情的で返してしまうと、親子の関係がより悪化してしまいます。子どもが「反抗しても安心だ」と感じられる「安全基地」としての家庭を意識することが、反抗期を乗り越える最大のポイントです。

「小さな失敗は自分で経験させる」というスタンスも重要です。宿題を忘れたり、判断を誤ったりしても、その経験が自立心を育てていきます。

もし反抗がひどく、家庭だけでは対応が難しいと感じた場合は、学校のスクールカウンセラーや地域の子育て相談窓口に早めに相談することをおすすめします。

・ ベネッセ教育情報サイト「第一次反抗期はいつ?子どもの自我の芽生えと葛藤を受けとめてあげよう」菅井洋子教授(川村学園女子大学)監修  https://benesse.jp/kosodate/202009/20200928-1.html

・ ベネッセ教育情報サイト「反抗期はいつから始まるの?具体的な年齢と親の心構えについて」  https://benesse.jp/kyouiku/201501/20150130-8.html

・ Wikipedia「反抗期」(文部科学省の定義に関する記述を参照)  https://ja.wikipedia.org/wiki/反抗期

・ ユニ・チャーム ソフィはじめてからだナビ「こころの変化〜思春期・反抗期〜」  https://jp.sofygirls.com/ja/family/puberty/puberty_heart_01.html

・ 学研教室「小学生にも『反抗期』がある!子どもが反抗してきたときの上手な接し方とは」  https://www.889100.com/column/column143.html

・ しんがファーム「女子は8〜9歳から始まる子も!今どき小学生の思春期に親はどう向き合う?」(日本産科婦人科学会の定義を参照)  https://www.shinga-farm.com/parenting/puberty-girl/

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